支援を必要とするお子さんや保護者さんのお手伝いをしたい、安心した心の拠り所・居場所となるルームを創りたいという思いからLiberigo(リベリーゴ)を開室しました。
子どもと接する時には、困難さを抱える子どもかどうかにかかわらず、「人が成長するということはどういうことなのか」ということを念頭に、「育つ」という観点を忘れてはいけないと思っています。そして、「成長」には、それぞれの子どもの発達に沿って、それぞれの子どもに合わせたかかわり、サポート(支援)が欠かせません。
子どもの「成長」とは身体に関係しており、「発達」は体の使い方であったり、言語、社会性などに関係しているといわれます。「成長」や「発達」は『今何ができて、何ができないか』ということではなく、どのような道筋(プロセス)を通って人間の形成がなされていくのかという視点が重要です。この「成長」や「発達」の土台作りに必要な具体的な条件は、「環境」「体調・生活習慣」「動き・遊ぶこと」だといわれています。遊びは、自我意識を育てるためにはとても重要です。
人間の発達段階は、「自立歩行」⇒「言葉」⇒「思考」の順番をたどります。言葉や思考の発達の土台となるのは、「自立歩行」=身体の発達です。また、「言葉」は心・気持ち・思い・考えなどを表す一つの手段であり、言葉の発達には、聴き取る・発声する・音を作るということが十分にできるようになるための姿勢の保持や呼吸が整っていることなどの身体の発達が土台となっていること、それらに加えて、発達の初期段階では、大人との関係性がしっかり育っていて情緒が安定していること、聞いたことを理解することが育っている必要があります。そして、言葉の発達が進んでいくと、考えること、思考が発達していきます。
特に、困難さを抱えるお子さんの支援を考える際には、それが特性や心理的な問題によるものなのか、発達上の問題によるものなのか、周囲の環境による影響から生じているものなのかを見極めることが、まずは重要になります。
特性や心理的、環境的な視点での見極めは良く行われていますが、発達の視点(身体的な視点)での見極めは、思いのほか見逃されがちです。
当ルームでは、このように子どもを総合的に理解し、心理・発達・療育はもちろんのこと、メンタルヘルスや環境を含めたソーシャルワーク、アートの視点を持って、総合的な支援をご提案し、提供します。
お子さんのことで困ったことがあり、どこに相談したらよいのか迷われたときには、まずは当ルームにお気軽にご相談ください。
フリースクール
(フリースペース)
学校に行くことが困難な(不登校も含む)お子さんに対して、学習やコミュニケーションの場、居場所としての場を提供しています。学校生活に関する困難さを抱えているお子さんに対する支援については、こちらのページをご覧ください。
相談(心理カウンセリング)
お子さんのことで困りごとのある保護者さんや、お子さんご本人に対する相談(心理カウンセリング)を行っています。現在抱えている困りごとに対してご相談したい場合には、こちらのページをご覧ください。
発達支援(療育)
支援が必要な特性・障害のあるお子さんに対して、個々の発達の状態や、特性・障害に応じて、直接的なトレーニングなどを行っています。このうような支援が必要と思われる方は、こちらのページをご覧ください。
◆専任スタッフ◆
桂 明子 Akiko Katsura(精神保健福祉士・公認心理師)
スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーとして学校現場でさまざまなお子さんや保護者さんへの支援を行ってきました。また、精神科医療現場などでの支援経験もあります。
栗原 恵 Megumi Kurihara(中学校教諭1種免許状・高等学校教諭1種免許状:音楽)
小・中学校に勤務していたときには、通常学級や特別支援学級の担任、通級指導教室を担当していました。また、放課後等デイサービスにて児童指導員としての経験もあります。ビジョントレーニングインストラクターの資格も持っています。
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